みなさんは、退職時に職場であまり仲の良くない同性の同僚から
○○さん、連絡先教えてくれない?
と、連絡先を聞かれて困ったことはありませんか?
そこでまさか、
あなたとは別に連絡を取りたいと思ってはいないので、連絡先は教えません。
とも言えず、かといって見え透いた嘘や断り文句を言うことも気が引ける…。
ということで今回は、
退職時に連絡先を聞かれたときの、角の立たない断り方をご紹介していきたいと思います。
という方、必見です!
相手を傷つけることのない、大人でスマートな方法をご紹介します♪
退職時に連絡先を聞かれた際のありがちな断り文句とは
まずここで、本当は連絡先を教えたくない場合の、一般的な対処法を見ていきます。
見ないふり
「こちらからは連絡せずLINEが届いてない、または見ていないことにする」(35歳/女性)「交換はするが、あまりスマホを見ないと言っておく」(48歳/女性)はぐらかす
「はじめのうちだけ対応する」(23歳/女性)「スタンプだけで返信」(46歳/女性)やんわり断る
「LINEはやっていませんと嘘をつく」(27歳/女性)「ほとんど使ってないと言って交換しない」(46歳/女性)
おおまかにわけると、
いったん相手に教えた後でフェードアウトしていく形のものと、
嘘をついて断るの二通りがあるようです。
いったん連絡先を教えた後フェードアウト
“見ないふり”も“はぐらかす”も、基本的には相手に連絡先をいったん教えた後、
あまり返信をしないなどして、自分には連絡を取る気がないことに気づいてもらう
というようなやり方といえるかと思います。
一見、連絡先はとりあえず教えたし断ったわけではないので、自分にとっても相手にとっても無難な対応に思えます。
しかし、相手に自分は連絡する気がないことを悟ってもらうことは、なんとも気まずく気が引けますし、
相手に連絡先を教えて相手に期待をさせておいて連絡をしないということは、
結局、連絡先を教えないことよりも、より相手を傷つけることにもなってしまいます。
“○○さん、本当は私と連絡する気なかったんだ…”と、相手を余計に悲しませることになってしまうんですよね。
嘘をついて断る
また、
“LINEはやっていない”
“スマホはあまり見ない”
などといって連絡先を教えないというのも、なんだか相手に悪いような気がしてしまいます。
もちろんLINEをやっていない人も、スマホをあまり見ない人もいるかもしれません。
そういう人は、事実を伝えていることになるので問題はないのですが、
実際にはLINEもやっているし、スマホも見るので、どうしても相手に嘘をつくことになるんですよね。
連絡先を教えたくないが故の嘘ですが、やはり嘘をつくことで罪悪感を持ちますし、相手に悪いなぁと思ってしまいます。
退職時に連絡先を聞かれた際にありがちな断り文句が言えない理由
次に、ありがちな断り文句言えない理由を考えてみた結果、以下の3つが思いつきました。
- 相手のことが嫌いじゃないから
- 悪く思われたくないから
- 自分がされたら嫌だから
一つ一つ見ていきます。
相手のことが嫌いじゃないから
あまり仲の良くない人から連絡先を聞かれたときのジレンマとして、
ということが言えます。
連絡したいと思わないだけで、別にその人のことは嫌いじゃないし、
職場で話したり一緒の時間を過ごす分には楽しいと思っているわけです。
ただ、
職場を離れてプライベートな時間までその人とつながりたいかと聞かれると、そうでもないかな…
と思うだけなんです。
“連絡先を教えたくない=相手のことが嫌い”というわけではないので、ありがちな断り文句を言って相手を傷つけてしまうことに、抵抗を感じるんです。
悪く思われたくないから
また、それまで楽しく話す仲だったのに、暗に自分には連絡する気がないと伝えることで
それまでの関係がギクシャクして壊れてしまうのではないか、という不安があります。
たとえ退職しその後会う予定がなくとも、
あいまいな態度をとることで結果的に悪い印象を残してしまうことが嫌なんですよね。
“結局○○さんって、そういう人だったんだ…”と悪く思われたくなかったんです。
自分がされたら嫌だから
私は過去に、高校卒業時や退職時に、友人から
また連絡するね
という社交辞令を真に受け、結局連絡がこなくて悲しい思いをしたという経験があります。
当時は、なんとなく社交辞令だなとはわかってはいたのですが、それでもどこかで
ひょっとしたら連絡が来るかもしれない…
と思っていました。
しかし、結局連絡がこなくて悲しい思いをしたんですね。
そのつらさをわかっていたので、自分も同じようなことをするのがどうしても気が引けてしまいできませんでした。
自分がされて嫌だったことを、人にはしたくないなと思ったんです。
私が実際に退職時に連絡先を聞かれたときの体験談
スイさん、連絡先教えてくれない?今度、〇〇さん(先に退職してしまった人)と一緒に、お茶でもしようよ♪
私は退職日当日に、よく話していた女性から連絡先を交換してほしいと言われました。
そんなに親しく思ってくれていたのか
と内心びっくりしたのですが、
その時は始業開始間近だったため時間が無く、「じゃあ、また後で」と退勤前に交換することに。
しかし、仕事をしているうちにだんだんと、
よく話してはいたけれど、退職した後も連絡取り合いたいとは思わないんだよな~…。けど「後で」と言った手前、急に「やっぱり教えません!」と言うわけにもいかないし…。
と悩むハメに。
とりあえず連絡を教えたほうがいいのだろうか…と悩みましたが、
なんとか自分の正直な気持ちを伝えつつ、相手を傷つけない断り方はないか、一生懸命考えました。
そして、いざ退勤時に、
スイさん、連絡先教えてくれない?
と言われた際、私が言った一言が、コチラ。
すいません、ここで働いていたことは、美しい思い出にしておきたいので…
すると、相手も悟ったかのように、
あ、わかった~。今までありがとうね、元気でね。
とこちらの気持ちを察してもらい、結果としてお互い気持ちよくお別れをすることができました。
まとめ:正直に気持ちを伝えることが一番
上記で紹介したアンケートでも、約7割の人が、“相手に関わらず誰とでも連絡先を交換した”と答えています。
ただ、嘘をついたり、いったん連絡先を教えてからフェードアウトするという方法は、
連絡先を教えないことよりも、余計に相手を傷つけることになってしまいかねません。
それならば、勇気を振り絞って連絡先を交換してしまう前に正直に自分の気持ちを伝えてみるほうがよいかと思います。
「楽しかった思い出のままにしたいので…。」
「〇〇さんと働けて楽しかったです。ありがとうございました。」
などと、あなたと過ごした時間は楽しかったと付け加えて、
断りつつも相手のことが嫌いなわけじゃないということを伝えられればいいんじゃないかと思います。
いずれにしても、
自分なりの表現の仕方で、相手に誠意を見せつつ、自分は連絡を取る気がないことを伝える方法は必ずある
と思うので、自分に合った言い方で、ぜひあなたの正直な気持ちを伝えることをおススメします。
断るのが悪いと思って中途半端に対応するよりも、きちんと正直に気持ちを伝えた方がお互いのためになると私は思います。
この記事が、少しでも同じような悩みを抱えた方の参考になれば幸いです(*^▽^*)
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