みなさんはふと、職場やかかわりの少ない友達付き合いにおいて、
誰かから言われたことに、もやもや~~っとしてしまうことって、ありませんか?
直接的なことを言われたわけじゃないけど、よくよく思い返してみるとなんだかもやもやする…。
…はい。
ズバリその正体は…無神経で失礼な人からの“嫌味”なのです!
とくに繊細な気質を持つHSPさんは、思わぬ形で嫌味を言われると人一倍困惑したり傷ついたりしてしまいます。
忘れたいと思っても、思い出すたびに心がズーンと沈んでしまうんですよね。
ということで今回は、無神経な人から嫌味なことを言われたときの対処法5つをご紹介します♪
無神経な人からの言葉を上手に処理して、毎日を楽しくハッピーに過ごせるようにしましょう!
無神経で嫌味なことを言ってくる人の心理
無神経で失礼な人の背景には、いったいどんな心理があるのでしょうか?
それがこちら。
- 自分はすごいと思わせたい
- 相手から見下されたくない
- 人を思いやれない
- 視野が狭い
- 自分に自信がない
- 嫌味の自覚がない
一つ一つ見ていきます。
自分はすごいと思わせたい
嫌味を言ってくる人の特徴として、まず“自分はすごいと思わせたい”と思っている心理があります。
“自分は価値がある”ということを、他人に証明して欲しいと思っているのです。
そのため、“自分はすごい”ということを相手に知らしめようと、
相手に嫌味なことを言って相手の価値を下げようとしてきます。
自分の価値を認めさせようとして、嫌味なことを言ってくるんですね。
相手から見下されたくない
また、相手から見下されないために嫌味を言う場合もあります。
自分の中で何かコンプレックスがあり、それを相手に知られたくないと思っている場合、
相手に嫌味を言うことで、相手から馬鹿にされたり見下されたりすることを防ごうとすることがあります。
“予防線を張る”という意味で、相手に嫌味なことを言ってくるんですね。
人を思いやれない
人を思いやる余裕がない場合も、嫌味なことを言ってしまいがちです。
例えば職場の場合、業務に追われて余裕のない状態の上司や同僚などから、
嫌味を言われてしまうことがあります。
またプライベートでも、家庭での悩みや問題を抱えた人から嫌味を言われてしまうこともあります。
人を思いやる余裕がないと、人は嫌味を言ってしまいがちなんですね。
視野が狭い
視野が狭い人も、嫌味を言ってしまいがちです。
相手を偏った基準で判断してしまい、その基準に合わない人に対して嫌味なことを言ってしまいます。
視野が狭い人は自分の考えが凝り固まってしまっているので、どうしても他人が批判の対象になってしまいます。
視野が狭いと思考が極端になり、相手を批判的にジャッジしてしまうんですね。
自分に自信がない
自分に自信がない人も、嫌味なことを言いがちです。
嫌味を言う根底には、『どうせ自分なんて…』という自信のなさがあります。
そのため、自分に自信が持てないぶん、ついつい嫌味を言うことでうっぷんを晴らそうとしてしまいます。
自信がない人の嫌味の背景には、ある種ひねくれたような心理があるんですね。
嫌味の自覚がない
嫌味を言ってくる人の特徴として、嫌味を言っている自覚がないこともあります。
そもそも嫌味だと思っていないため、普通のコミュニケーションの感覚でいるんですね。
向こうとしては、純粋に思ったことを言っているだけだったりします。
とはいえ、言われたこちら側は嫌な気分になったり動揺してしまうので、
相手の中に嫌味を言う自覚がなくても、そのような人とは付き合いを避けた方が賢明です。
HSPが嫌味なことを言われたときに陥りやすい心理
では次に、HSPさんが嫌味なことを言われたときに陥りやすい心理を見てきます。
それがこちら。
- ネガティブな感情に襲われる
- 何度も思い出してしまう
- 自分がいけなかったと考える
うーん、つらいですね…。これも一つずつ見ていきます。
ネガティブな感情に襲われる
感情を人一倍味わう性質を持つHSPさん。
それが嬉しい、幸せなものならいいのですが、悲しく嫌な感情も同じように深く感じてしまいます。
なんか知らないけど、イヤなことを言われた…
と、深いレベルまでそのもやもやとした感情を味わってしまうんですね。
下手をしたらネガティブな感情の方が影響を受けやすいかもしれません…。
何度も思い出してしまう
また、嫌味なことを言われたことをくりかえし思い出し、その度に落ち込んでしまいます。
HSPさんは記憶が他の人に比べて鮮明で、また印象の深い出来事はなかなか頭から消えません。
そのため、嫌な記憶がよみがえり、なかなか自分でコントロールすることができません。
よみがえってくる自分の記憶に振り回されてしまうことがあるんですね。
自分がいけなかったと考える
HSPさんが何か嫌味なことを言われたとき、
自分が何かいけないことをしたのではないかと考えてしまうことがあります。
嫌味なことを言わせてしまった原因が自分にある、と思ってしまうんですね。
もちろん、嫌味はこちらに対する反応ではありますが、それは嫌味を言ってくる人に問題があるだけで
こちらには何の落ち度もないのです。
なんでも自分のせいかもしれない…と考えてしまうのは危険なんですね。
HSPな私が嫌味なことを言われたときの体験談
嫌味なことを言われたときの対処法の前に、私の体験談を少し書かせてください。
私は過去に、“この仕事がしたい!”と思った会社の面接で、面接官に嫌味なことを言われたことがあります。
それは、『あなたの卒業した大学には有名な出身者はいるのか』と質問されたとき。
ある人物を答えると、
あ~あの人、あんまり頭よくないよね。
と言われたんです。
もちろん私の出身大学は偏差値が高いわけでもないし、自分自身が頭がいいと思っていたわけでもありませんが、
え…??そんなこと言う必要ある…?
と、ちょっとびっくりしてしまいました。
また、入ったばかりの児童福祉の職場で、10歳近く年の離れた女性の先輩職員が児童に向かって、
あの“おばちゃん”に聞いてみたら?
と、私を“おばちゃん”呼ばわりしてきたことがありました。
えー!?おばちゃんて…。
当時アラサーだった私は、10歳近く年上の先輩職員から“おばちゃん”よばわりされたことになんとも違和感を持ってしまい、
もやもやした思いをずっと抱えてしまったことがありました。
どちらも今思い返すと、苦~い記憶です。
しかし、以下の対処法を実践することで、私の中でそこまで嫌な記憶ではなくなりました。
HSPが嫌味なことを言われたときの対処法5つ
人一倍繊細なHSPさんが、嫌味なことを言われたらどうすればいいのでしょうか。
その対処法がこちら。
- 嫌に思った自分を責めない
- 相手の問題と割り切る
- 真実ではないことに気づく
- 気持ちを正直に伝える
- ネタにする
一つ一つ見ていきます!
嫌に思った自分を責めない
まず、嫌味に対して嫌に思った自分を責めないという方法があります。
相手からの嫌味にムッとしてしまった自分って幼いんだろうか…。
なにか自分がしたから相手が嫌味なことを言ってきたんだろうか…。
そんな風に考える必要はありません。
嫌味なことを言われたら、誰だって嫌な気分になります。傷つきます。
嫌な気分になったり、傷ついていいのです。それは相手が悪いのです。
自分に原因があるのかと考えたり、嫌味をうまくかわせないことに罪悪感を持つ必要はありません。
嫌味なことを言われたら、そのまま素直に嫌味なことを言われたのだとだけ理解します。
相手の問題と割り切る
嫌味を言ってくる人は、なにがしかの問題を抱えています。
コンプレックスを持っていたり、余裕がなかったり、自分に自信がなかったり…。
自分がいっぱいいっぱいな状態なので、ついつい人に嫌味を言ってしまうんですね。
そのため、とにかく嫌味を言ってくるような人に対しては、
相手の問題だと割り切って考え距離を取る必要があります。
嫌味を言ってくる人にロクな人はいません。
あ、この人は関わっちゃいけない人なんだな。
とだけ思って、あとは自分の心を守る行動をとって行けばいいのです。
真実ではないことに気づく
また、嫌味を言っている人の言うことが真実とは限りません。
嫌味はあくまで相手の考えであり、みんながみんなそう思っているわけではないんですね。
第一、自分が違うなと思ったことを言われたら、無視をすればいいだけの話なのです。
あなたがそう思いたいなら、そう思っていれば?私はそう思わないけど。
そんなスタンスで、堂々としていきましょう!
嫌味はあくまでも偏った相手の考えにすぎない、と考えることが大事なんですね。
気持ちを正直に伝える
どうしても嫌な気持ちになったら、相手に自分の気持ちを伝える方法もあります。
ただ、イキナリ直球で
なんでそんなこと言うんですか?
私はそうは思いませんけど。
などと言うことは、気が引けてしまいますよね。
ただ、NOという意思表示を間接的にでも伝えることはできるんじゃないかと思います。
私は上記でご紹介した面接で、嫌味なことを言ってくる面接官に対して、
こんな人の下で働くのは無理!
と思い、面接中に辞退を申し込みました。(それだけが理由ではありませんでしたが)
それまで偉そうにしゃべっていた面接官でしたが、『辞退したい』と申し込んだとたんにシュンッと大人しくなっていました。
また、直接言い返せなくても、
『そうなんですね』とだけ言ってその場を離れたり、相手の嫌味に反応せずに話題を急に変えることで、
こちらとしてのNOを間接的に伝えることもできます。
ネタにする
嫌味なことを言われた経験を、思い切ってネタにすることもできます。
私のようにこのブログに書くこともそうですが、誰かと会ったとき、
この間こんなことがあってさ~
と話すことで、笑い話になったり、
私もその経験ある!
と、人と共感し合えることもあります。
そして、そこからさらに話が広がっていくうちに、嫌味を言われた衝撃がだんだん小さくなっていきます。
人に話すことで、ある種“成仏”させてもらったような感覚になるんですね。
嫌味は“近づくな”のサイン!適切に距離を取ろう!
嫌味を言われると、どうしても凹んでしまいますよね。
なんでそんなこと言われなくちゃいけないの…?
私、なんかした…?
と、次第に自分を責めてしまうこともあります。
けれど、あなたは悪くありません。
嫌味を言ってくる人というのは、地雷な人たちです。
“関わってはいけないというサイン”を、自ら発してくれているんですね。
なので、
自分にも非があるんじゃないか…
と反省するのではなく、関わっちゃいけない人なんだと冷静に判断し、
嫌味を言ってくるような人たちとは、積極的に距離を取っていきましょう!
あなたを守れるのは、世界中であなただけです。
嫌味なことを言われたら、どうぞ自分を責めるのではなく、
全力であなたを傷つけてくる人たちから、あなた自身の身を守ってくださいね。
そして、温かい交流ができる関係の人たちとのコミュニケーションを大事にしていきましょう♪
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです🍀
コメント