ここ数年、HSPに関してネガティブな言葉を見ることが増えました。
中には、
HSPの人ってめんどくさいよね。
という言葉を見聞きして、衝撃を受けた方もいるのではないでしょうか。

HSPとしては、なんとも悲しくなりますよね…。
しかし!!
自称HSPさんになんだかモヤモヤする…。
本当のHSPって自分がHSPだと言わないんじゃ…?
なんて思うことも…。
ということで今回は、HSPはめんどくさいと思われる理由やその対処法をまとめました。
という方、必見です。

HSPへのネガティブな意見をうまくかわして、HSPライフをエンジョイしていきましょう!
なぜHSPはめんどくさいと思われるのか?
“HSP”を調べるとその検索候補に、
“HSP めんどくさい”
“HSP 自称 うざい”
というワードが出てきます。

いったい、なぜ!?
ということで調べた結果、以下の意見が見つかりました。それがこちら。
- HSPを言い訳にする
- みんな当てはまる
- 過剰な配慮を求める
- 被害者意識が強い
- まわりの人を困らせる

HSPの自覚のある者として、あくまで公平に見ていきます。
HSPを言い訳にする
HSPがめんどくさいと思われる理由の一つに、
HSPであることを言い訳にしている!
と、まわりの人から思われている背景があります。
HSPを自称している人の中には、まわりに不快な思いをさせたことに対して、
私HSPなんで~…。
と自称することで、ある種の正当化をする人もいるようです。
そのため、まわりからは
- HSPだからって、それを言い訳にしていいの?
- HSPを正当化しないでほしい…
と思われてしまうことがあるんですね。

嫌なことをされてHSPを言い訳にされると、確かにウザイと思いますよね。
みんな当てはまる
HSPがめんどくさいと思われる理由に、
みんなHSP気質が当てはまるんじゃない?
と思われている背景があります。
というのも、HSPは障がいや病気ではなく、あくまで心理学の概念※でしかないため、
繊細ってそんな特別なことなの?
と思う人もいるのです。
※HSPは、米国の心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念で、神経が細やかで感受性が強い性質を生まれ持った人のことです。
つまり、
HSPっていうか、人よりちょっと繊細な人なだけでは…?
っていうか、HSPなんて存在しないんじゃ…?
と思われているということですね。

HSPという概念に対して、懐疑的な見方をしている人もいるんですね。
過剰な配慮を求める
世の中には、HSPであることを自称することによって、まわりに過剰な配慮を求める人がいるようです。
自分はHSPなんで…
と繊細であることを盾にして、自分に都合のいいような対応をまわりに求める人がいるようです。
そのため、
- HSPだからってなんだかエラそうじゃない?
- HSPって言ったもん勝ちじゃない?
と、まわりから不満に思われているようです。

繊細であることを理由に横柄な態度をとる、と思われているんですね。
被害者意識が強い
また、自称HSPは被害者意識が強いと思われている一面があります。
自称HSPの中には、まわりからの些細な一言に、
傷つけられた!
バカにされた!
と受け取ってしまい、被害者意識を持ちやすいと思われているのです。
そのため、
傷つきやすい性格がやっかいだな…
と、まわりから思われているんですね。

自称HSPには、“受け身”で“他責思考”というイメージがあるようです。
まわりの人に気を使わせる
自称HSPは、まわりの人に気を使わせてしまいます。
- 上司として、HSPの部下にどんな言葉がけをしたらいいのか
- 恋人として、HSPのパートナーにNGな言動とは何か
- 友達として、HSPの友人とどう付き合っていけばいいのか
などと、部下や恋人や友達がHSPであるがゆえに、悩みを抱えてしまう人もいます。
私、HSPなんです
と打ち明けられたときに、
どう対応したらいいのかわからない…
と困ってしまい、気を使わせてしまうことがあるんです。

HSPを自称することで、まわりの人に心労をかけてしまうこともあるようです。

本当のHSPは自分のことをHSPとは言わない
ここまで、HSPはめんどくさいと思われてしまう理由をご紹介しました。
ここまで読んで頂いたHSPさんは、こう思われたのではないでしょうか?
けど私…自分がHSPってまわりの人に言ったことないかも…。
めんどくさいって言われてるのって、自称HSPな人なんじゃないの…?
…そうなんです。
これはあくまでも個人的な意見ではありますが、
ということです。
本当に自分の繊細気質に悩んでいる人は、自分のことをHSPとは言いません。
なぜなら、HSPが一番避けたいのは、
だからです。

そんな事態は、HSPとして絶対に避けたいところなのです。なぜなら、申し訳ないから…!!

なので、どうしても巷のHSPのネガティブなイメージに、違和感を持ってしまうんですね。
HSPが学校や職場でイヤな目に合わないために
それでは、ここからはHSPが学校や職場でイヤな目に合わないための対策を見てきます。
それがこちら。
- HSPと自称しない
- 気にしすぎない
- 問題の本質をとらえる
- HSPの強みを見なおす

一つずつ見ていきます。
HSPと自称しない
学校や会社で、
自分はHSPなので…
と、むやみやたらに自称することは避けた方がいいです。
HSPに対してまわりがどんな印象を持っているかは、人それぞれです。
HSPは存在しない、みんな人は多かれ少なかれ繊細だと考えている人もいます。

そして、否定的な印象を持っている人が悪いわけではありません。
ただ、HSPを自称することで、こじらせなくていい関係がこじれてしまうこともあります。
HSPと名乗ることは自由ですが、それにはリスクが伴うことも自覚しておかないといけません。
もちろん、HSPであることに悩んでいる方でHSPを自称する方はあまりいないとは思いますが、
世の中には、いろいろな考えを持っている人がいると考えておいたほうがいいんですね。

私は基本的に、外でHSPであることは言わないようにしています。
気にしすぎない
HSPはめんどくさいに対処する方法として、一番いいのは“気にしすぎない”ということです。
世の中には、いろんな意見を持った人がいて、HSPに対して肯定的な人もいれば、否定的な人もいます。

そもそもHSPに限らず、自分を嫌いな人は一定数います。これを、2:6:2の法則とも言います。
どのような行動をとっても自分のことを好きでいてくれる人が2割、行動によって好き嫌いがわかれる人が6割、なにをしても嫌いになる人が2割いるとされ、やはり2:6:2の法則が成り立ちます。

自称HSPであってもなくても、自分を嫌いな人は一定数いると思うことで、いくらか気分が軽くなります。
なので、
この人も同じHSPかも知れない
と思った人にだけHSPであることを打ち明け、共感しあったり支えあったりする範囲で、
HSPという概念を共有していけばいいのです。
問題の本質をとらえる
HSPはめんどくさい、と思われる背景には別の心理が隠れています。
たとえば、学校や会社で
HSPの人ってめんどくさいよね~。
という言葉を聞いた場合、その発言の真意はどこにあるのか見極める必要があります。
例えば、
と、そこにはなにか必ず理由があります。

注目すべきはあくまでも前半部分であって、HSPかどうかは関係ないのです。
HSPの強みを見なおす
HSPに関してネガティブな意見を目にしたら、HSPの強みを見なおしてみることをおすすめします。
え…HSPってめんどくさいのかな…。
私って嫌われてる…?
と考えるのではなく、
HSPにはいいところもある!
と前向きにとらえる必要があります。

そもそも、物事には良い面と悪い面が必ずありますよね。なので、気に病む必要は全くないんです。
HSPは、物事を深く感じたり味わったりと、普通の人とは一味違った豊かな人生を歩むことができます。

繊細は強みであり武器です!ネガティブな意見に惑わされず、堂々と生きていきましょう♪
番外編:HSPの私が自称HSPさんに出会って感じた特徴

ここで番外編として、HSPの自覚がある私が自称HSPさんに出会って感じた特徴をご紹介します。
その特徴が、こちら。
- マイペース
- 自分の世界を持っている
- いい意味で自分を中心にして生きている

一見HSPの特徴とは合わないため、正直モヤモヤしました。
ただ、自分がHSPと名乗るのはあくまでも本人の自由です。

HSPに限らず、一人ひとりがお互いの個性の違いを尊重し合い、労わり合える社会になったらいいなと思います。
傷つかなくて大丈夫!ネガティブなHSPの評判はスルーでOK
世の中には、たしかにHSPに対してネガティブな評判があります。

HSPとしてはなんとも胸が痛い所ではあります…。
しかし、そもそもHSPであることに悩みを抱えている人は、HSPを名乗ったりしないということです。

本当のHSPと自称HSPを区別して考える必要があるんですね。
世の中には、いろいろな人がいます。
HSPに必要なことは、ネガティブな意見に惑わされずに、HSPとしての人生を楽しく豊かに過ごしていくことです。
なので、HSPに関するネガティブな意見を目にしたり、自称HSPさんに遭遇してモヤッとしても、
そういう人もいるんだ。
とだけ思っておいて、自分は自分の人生を充実させていくことに集中していきましょう。

まわりに流されず、どうかあなたはあなたらしく輝いていってくださいね。
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