人付き合いで何かと悩みを抱えてしまうHSPさん。
とくに大人数の集まりとなると、頭を抱えてしまうことも…。
人が集まる場所…行きたくない…。
私自身、過去に忘年会が嫌すぎて終了と同時に一目散に帰ったことがあります。
大人数で集まることが苦手すぎて、一刻も早く帰りたかったんです…。
ということで今回は、HSPが大人数は疲れる理由とその対処法をご紹介します。
というHSPさんは、ぜひ最後までご覧ください。
HSPの特性を正しく理解し、大人数のイベントを上手に乗り切れるようになりましょう♪
HSPが大人数が疲れる理由
そもそも、なぜHSPは大人数が苦手なのでしょうか。
その理由がこちら。
- 受け取る刺激が多い
- 深く考えてしまう
- 他人との境界線が曖昧
- 楽しめない
一つずつ解説していきますね。
受け取る刺激が多い
HSPは大人数で集まる場だと、受け取る刺激が多くなってしまいます。
一対一で話す場合、相手のことだけに集中していればいいのですが、
大人数となると、《人数分×集中力》となり、受け取る刺激がどうしても増えてしまいます。
私は正直、一対一以上で話すとキャパオーバーになってしまいます。
また、忘年会や新年会などで初めて行く会場の場合、
- 空調
- 照明
- スタッフや他のお客さんの雰囲気
などの慣れない環境も気になるため、神経が普段より削れて、余計にキャパオーバーになってしまいます。
その結果、HSPは大人数が苦手…💦となってしまうんですね。
深く考えてしまう
HSPの特性として、深く考える性質があります。
この深く考える性質というのは、とても素晴らしい性質なのですが、
反面、特に大人数が集まる場では、気を使いすぎてしまうことがあります。
例えば、
何気なく相手が言った言葉の意味を深読みしてしまったり、
話す際の言葉選びをいちいち考え疲れてしまったり。
それも大人数の場だと余計に気を使うので、疲れてしまうんですね。
他人との境界線があいまい
HSPは共感性が強く、他人との境界線が曖昧になってしまう傾向があります。
相手に同調するあまり、自分の意見がわからなくなってしまったり、
自分の意見をはっきり主張できずに、あとで後悔することもあります。
また、会場の雰囲気に良くも悪くも影響を受けやすいため、
同席した人たちがネガティブな話をしていると、それだけで気分が落ち込んでしまうこともあります。
HSPは感受性が強いので、まわりの人の雰囲気に影響を受けやすく疲れてしまうんですね。
楽しめない
HSPはどうしてもその特性上、大人数が苦手です。
気を使いすぎたり、たくさんの刺激に圧倒されたり、まわりの人からの影響を受けやすかったり…。
そしてそんな自分に対して、
どうして自分は他の人と同じように振舞えないのだろう…。
と自己嫌悪に感じ、自分の気質をネガティブにとらえてしまうことがあります。
いちいち考えたり振り回されたりする自分が嫌になってしまい、疲れてしまうんですね。
大人数が苦手なときの対処法
ここからは、大人数が苦手なHSPさんの対処法をご紹介します。
それがこちら。
- 大人数が苦手な自分を責めない
- 大人数は自分に合わないと開き直る
- 適度に席を外して自分を守る
- 不参加も選択肢に入れる
- ケアを怠らない
こちらも一つずつ解説していきますね。
大人数が苦手な自分を責めない
まず、何よりも大人数が苦手な自分を責めないようにします。
当たり前ですが、人にはいろいろなタイプの人がいます。
大人数でにぎやかに過ごすことが好きな人もいれば、
HSPさんのように、大人数の人が集まる場が苦手な人もいます。
なので、
大人数が苦手な自分はダメな人間だ…
などと落ち込む必要はありません。
大人数が苦手な性格も個性のうちと考え、ネガティブにならないようにしましょう。
大人数は自分に合わないと開き直る
また、大人数の場が苦手なことは悪いことではありません。
なぜHSPは大人数の場が苦手かというと、異様に疲れてしまうからです。
なぜか。それは、いろいろなところに気を配るからです。
よかれと思って立ち振る舞うがゆえに、疲れてしまうんですね。
さまざまな情報をキャッチし、なおかつそれらの情報を深く処理するHSPさん。
多くの人が集まる場では、それだけ心理的な負荷がかかっているのです。
大人数とHSPの相性はもともと悪いんですね。なので、苦手と開き直っていいんです。
適度に席を外して自分を守る
人によっては、どうしても大人数が集まる場に参加しなくてはいけないこともあります。
そんなときは、適度に席を外して自分を守るようにします。
例えば、
- 場の雰囲気がよくない
- ちょっと一人になりたい
と感じた場合は、遠慮せずに席を外すようにします。
また、HSPはその共感性の高さから、たくさんの人と話すうちに、
自分と他人の境界線がぼやけてしまうことがあります。
相手の感情や気をもらいすぎて、境界線が曖昧になってしまうんですね。
そんなときも、いったん席を外して自分の空間を確保することで、
自分を取り戻すようにします。
自分だけ席を外すことは相手に悪いような気もしてしまいますが、勇気をもって自分を守るようにします。
不参加も選択肢に入れる
大人数が苦手なHSPさん。
できることなら、苦手な場所には参加しないことが一番です。
不参加が一番いい選択肢なんですね。
もしも理由を聞かれた場合は、
- 都合がわるい
- 体調がすぐれない
などと言って断りましょう。
また、間違っても、参加しないことに対して罪悪感を持つことのないようにします。
苦手なものは苦手!でいいんです。
ケアを怠らない
また、大人数の場に参加したあとのケアを怠らないようにします。
参加した後は、どうしても気力・体力ともに消耗してしまっています。
そして、さらに気がつけば、
あのとき、ああ言えばよかった…
なんであんなこと言ったんだろ…
などと、一人反省会が始まっている状態に陥ってしまうことも。
困ったHSPあるあるですね…。
そんなときは、無理はせずにリラックスしたり、すきなことをして過ごせるようにします。
とにかく自分に許可を出してあげて、心と体のケアを最優先して行うようにします。
大人数が苦手でも大丈夫!HSPとして自信を持っていこう
HSPが大人数が苦手なときの対処法として、
- 受け取る刺激が多い
- 深く考えてしまう
- 他人との境界線が曖昧
- 楽しめない
また、大人数だと疲れるHSPへの対処法として、
- 大人数が苦手な自分を責めない
- 大人数は自分に合わないと開き直る
- 適度に席を外して自分を守る
- 不参加も選択肢に入れる
- ケアを怠らない
以上をご紹介しました。
改めて、大人数って疲れます。
けれど、その感覚は間違っていません。
HSPの性質上、それは仕方のないことなのです。
なので、どうが大人数が苦手なご自身を責めないでくださいね。
本来、じっくりと深く考えたり、共感性が高いことは長所です。
大人数の場は情報量が多く、その処理に疲れてしまうだけで、
それは、決してHSPが能力的に劣っているわけではありません。
HSPさんにはいいところがたくさんあります。
どうか大人数でうまく立ち振る舞えないことをコンプレックスに思うのではなく、
上手に転換して、うまくのりきってくださいね。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです😊
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