通勤や通学で利用することになる電車。
ただ、HSPさんにとっては電車に乗ることが、人一倍苦痛になってしまうことも。
満員電車…しんどい!!
たとえば、
乗り合わせた乗客の匂いやヘッドフォンの音漏れが気になってしまったり、
電車内の広告などの目に入ってくる情報に圧倒されたり…。
結果、電車に乗ったというだけでHSPさんはどっと疲れてしまうことがあります。
まさに、ザ・HSPあるあるですね。
ただ、ちょっとの工夫で電車に乗る際の不快感を減らせることがあります。
私自身今回ご紹介した方法を実際に試すことで、電車に対する苦手意識を軽減できました。
ということで今回は、HSPは電車が苦手な6つの理由とおすすめ対処法6選をご紹介します。
というHSPさんは、ぜひ最後までご覧ください。
HSPさん向けの対処法を知って、ストレスなく電車を利用できるようになりましょう♪
HSPが電車が苦手な理由5つ
なぜHSPは電車が苦手に感じてしまうのでしょうか。
その理由がこちら。
- 刺激が多い
- 気になることが多い
- 人との距離が近い
- 席を譲るかいちいち悩む
- 予測できない状況に陥る
一つずつ解説していきます。
刺激が多い
電車内には、たくさんの刺激があります。
たとえば、
- 他の乗客の匂い
- ヘッドフォンからの音漏れ
- 電車のきしむ音
- 他の乗客の話し声
- 乗り合わせた赤ちゃんの泣き声
- 空調のききすぎorきかなすぎ
- 西日などの強い日光
などなど。
匂いや音や光など、目や耳から入ってくる刺激が多く、
五感から入ってくる情報に圧倒されやすいHSPは、電車を乗るだけで疲れてしまいます。
気になることが多い
電車内は狭い空間に人がたくさんいるので、気になることが多くなります。
普段は気にならないことでも、距離が近くなることで気になることが増えるんですね。
特にHSPはささいな刺激にも敏感で、また深く考える傾向があるため
あの人声が大きいな…
といちいち感じたり、また食べ物の匂いがしてくると、
この匂いはどこからくるんだろう
と普段以上に気になってしまうことがあります。
また、ささいなことでも違いを感じ取る性質から、電車のブレーキのかけ方が荒かったりすると
今日の運転なんだか荒いな…
と感じることもあります。
人との距離が近い
人との境界線が曖昧になりがちはHSPにとって、パーソナルスペースの確保は絶対条件です。
ただ、満員電車などになると、どうしても人との距離が近くなってしまいます。
そこで、
- カバンが当たって痛い
- 香水の匂いがキツくてつらい
- ぶつからないように気を配るのがしんどい
など、ストレスに感じることが増えてしまいます。
また、特にこれといった理由がなくても、HSPは単純に人と距離が近いことでストレスを感じてしまいます。
席を譲るかいちいち悩む
HSPは共感性が高いため、人に対して親切にしようとする気持ちが人一倍強いです。
そのため、席を譲るかどうかいちいち悩んでしまうことがあります。
譲っても断られたらどうしよう
と考えているうちにタイミングを逃してしまい、
譲ればよかったかな…
と、後悔してしまうこともしばしば。
ほんの些細なことなんですが、くよくよ考えてしまうんですね。
予測できない状況に陥る
電車に乗っていると、予測できない事態に遭遇することがあります。
たとえば
- 人身事故
- 急病人看護
- 踏切内の安全確認
- 車両故障
- 悪天候の影響
- 乗客トラブル
などなど。
その影響で乗り換えがスムーズにできなかったり、予定通りに目的地に着かなかったり、
ホームに人があふれて、それだけで圧倒されて気分が悪くなってしまうことも。
そもそも、電車に乗っている間も予期しない“揺れ”や“停車”が発生します。
電車に乗っていると、そんなありとあらゆる予測できない状況に陥ることがあるため、
HSPにとっては電車が人一倍ストレスになってしまいます。
電車が苦手なHSPに試してほしい対処法5選
次に、電車が苦手なHSPさんに試してほしい対処法をご紹介します。
それがこちら。
- 込み合う時間帯を避ける
- 人の多い車両は避ける
- お気に入りのアイテムを携帯する
- 耳栓を活用する
- 在宅も視野に入れる
込み合う時間帯を避ける
通学や通勤だと、どうしても乗車する時間帯が限られてしまいますが、
なるべく込み合う時間にのらないことが、最低限の鉄則になります。
電車を利用する場合は、なるべく混まない時間帯を選ぶことが重要なんですね。
そのためには、余裕を持って家を出るようにします。
乗り遅れの不安を解消するためにも、多少早く起きて時間に余裕を持つことがポイントです。
人の多い車両は避ける
また、人の多い車両を避けることで快適に電車に乗れることがあります。
といった工夫をすることで、少しでも混雑を避けることができます。
お気に入りのアイテムを携帯する
電車でのストレス緩和のため、お気に入りのアイテムを携帯することもおすすめです。
例えば、
- 好きな香りのハンドクリーム
- ガム
などなど。
好きな香りをかぐと落ち着きますし、ガムをかむことで緊張が解けてリラックスすることができます。
また、目の刺激から身を守るためにサングラスの活用などもおすすめです。
耳栓を活用する
私が電車に乗っているときに一番効果を感じたのが、耳栓を活用することです。
ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンの使用もいいのですが、
電車内は音量を上げないとなかなか音楽が聞こえず、耳に負担がかかってしまいます。
耳栓は、使用することである程度の騒音を遮断することができるため、
込み合った電車でも、まるで自分だけ異空間の静かな世界にいるような感覚になれます。
私は電車に乗るときは、基本耳栓をつけるようにしています。
在宅も視野に入れる
電車での通勤がしんどいときは、在宅も視野に入れることがおすすめです。
日々のストレスも積み重なるとバカにはできません。
通勤のストレスが大きくなると、仕事のストレスもあいまって日々消耗することが多くなってしまいます。
そうなると、なんのための電車通勤なのかわからなくなってしまうことも…。
そんなときは思いきって、転職も選択肢に入れてみてください。
仕事を変えることは簡単なことではありませんが、在宅で働くことで悩みが一気に解消されることもあります。
番外編:HSPだからこそ電車が楽しめることもある
ここまで、HSPさんは電車が苦手な理由とその対象をご紹介してきました。
ここからは番外編として、HSPだからこそ電車が楽しめる理由をご紹介します。
車内アナウンスに癒される
私は以前、乗っている電車で丁寧な車両アナウンスに遭遇して、とても癒されたことがあります。
その車内アナウンスの方は言葉遣いが丁寧で、細やかな気づかいを感じられて嬉しくなったんですね。
なんてことはないのですが、その方のアナウンスに遭遇すると毎回テンションが上がっていました。
ささいなことでも幸せを感じられるのは、HSPならではだと感じます♪
見慣れた景色も新鮮に目に映る
HSPは見慣れた景色でも、新鮮に楽しむことができます。
例えば、新築の家が出来上がっていく様子を日々観察して楽しんだり、
春には、電車から見える桜の木を目にして嬉しくなったり。
変わりゆく街の姿や四季の移り変わりなど、ちょっとした日常の変化を楽しめるのもHSPならではのよさだと感じます。
優しい人を見かけると心がほっこりする
また、優しい人を見かけると心がほっこりします。
私は誰かが席を譲っている姿を見ると、まるで自分が譲ってもらったかのように嬉しくなります。
席を譲ったり譲られたりする光景を見ると、
世の中には優しい人がいるんだな~
と、勝手ながら心がほっこりするんですね。
特に見た目がイカつい人が席を譲っていると、意外性もあって余計に心がほっこりします。
HSPは電車が苦手でも大丈夫!上手に工夫をして乗り切ろう
これまでをまとめます。
HSPは電車が苦手な理由として
- 刺激が多い
- 気になることが多い
- 人との距離が近い
- 席を譲るかいちいち悩む
- 予測できない状況に陥る
また、HSPが電車が苦手なときの対処法として
- 込み合う時間帯を避ける
- 人の多い車両は避ける
- お気に入りのアイテムを携帯する
- 耳栓を活用する
- 在宅も視野に入れる
以上をご紹介しました。
電車に乗ると、HSPさんはどうしても疲れてしまいます。
ただ、ストレスが満載の電車であっても、工夫次第で乗り切れることがあります。
ぜひご紹介した方法をためしてみてくださいね。
あなたの日常が少しでも健やかなものになりますように…🌠
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