みなさんは、無職のイメージは、どんなものがありますか?
—働かざるもの、食うべからず
そんな言葉もある通り、なんとなく悪いイメージがありますよね。
楽をしている
怠けものだ
そんなイメージもあるかと思います。
けれど、“無職”の次に出てくる検索候補のなかには
- 苦しい
- 寂しい
- 虚しい
といったワードがあります。
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それだけ、世の中に苦しんでいる人がいるということですね。
無職のときは、
という気持ちになってしまいがちです。
けれど、“無職は悪いこと”というイメージを持ってしまうと、
よけいに社会復帰に時間がかかってしまったり、
社会復帰できたとしても自分らしく生きられなかったりと、
かえって逆効果になってしまうことがあります。
そこで、今回は“無職=悪いこと”という考えが危険な理由をご紹介します。
結論から言うと、その理由とは、
- 自己肯定感が低くなる
- 過剰な罪悪感を背負ってしまう
- 自分の本心がわからなくなる
- 無気力になる
です。
その上で、無職でいるときの心がまえもまとめました。
それが、こちら。
- 自分の状態を把握する
- できることをして自信をつける
- 無職は前向きな選択ととらえる
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無職になってしまった自分の状況をポジティブにとらえ、人生を楽しんでいきましょう!
- 無職でいることに罪悪感がある
- 無職でいる自分が好きになれない
- 無職でいることに必要以上に焦りを感じてしまう
無職になった理由はさまざま
“無職”と一口にいっても、人によってその事情はさまざまです。
【ニートや無職になった理由と脱出方法】男女288人アンケート調査 by Biz Hitsによると、
ニートや無職になった理由として、
1位 前職の人間関係や労働環境が悪くて働く意欲を失った
2位 心身の不調で働くことが難しい
と、モチベーションの低下やメンタルでの不調が一つの原因となった人が多いことがわかります。
また、
6位 人づきあいが苦手・怖い
とあり、社会で働く上で人とうまくコミュニケーションがとれなかったり、
自信がもてないといった理由を選んだ人もいました。
そして、
ニートを脱出したいと思っている人は91.6%
と、ニート・無職の人のほとんどが、就労したいと思っていることがわかりました。
もちろん、人それぞれ抱えている事情は違うので、一概に言うことはできませんが、
無職になった理由はさまざまだけど、ほとんどの人は働きたいと思っている
ということが、このアンケートからわかりました。
“無職は悪いこと”と考えるデメリット
“無職”なのではなく、
働きたいけれど、働けない…
そんな思いを抱いている人が、多いことがわかりました。
そんな中で、無職は悪いことであると考えることのデメリットをご紹介します。
- 自己肯定感が低くなる
- 過剰な罪悪感を背負ってしまう
- 自分の本心がわからなくなる
- 無気力になる
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一つずつ見ていきます。
自己肯定感が低くなる
当然のことながら、
無職でいるのは悪いことだ、自分はダメな人間だ
と自分を責めてしまうと、自己肯定感が低くなってしまいます。
無職の状態から脱出するには、ある程度の自己肯定感はかかせません。
しかし、無職はいけないことだと自分を責めていると、自己肯定感が低くなってしまい
結果として、仕事に就くことから遠ざかってしまいます。
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これでは、本末転倒になってしまいますね。
過剰な罪悪感を背負ってしまう
もちろん、大人になったら働かなくてはいけません。
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しかし、精神的にも身体的にも働けない状態に陥ることは、誰にでもあります。
それを一切無視して、
働けない自分はダメな人間だ
と思ってしまうと、過剰な罪悪感を背負ってしまいます。
そしてその過剰な罪悪感は、ますます自己嫌悪を加速させてしまい、
仕事に就くことをますます難しくさせてしまうのです。
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罪悪感を抱いたところで、根本的な解決にはならないんですね。
自分の本心がわからなくなる
無職でいることは悪いことだ
無職の自分は、悪いことをしている
そう思うことで、自分の本心がわからなくなってしまいます。
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なぜかというと、無職になることは本心からくる行動なのです。
無職という選択をした背景には、必ず理由があります。
それを、無職は悪いと一方的に決めつけることで
自分の本心が何なのかわからなくなってしまい、自分が本当はどうしたいのか
自分の本当の気持ちにたどり着けなくなってしまいます。
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無職でいることをただ悪いと決めつけてしまうと、本当の自分が見えなくなってしまうんですね。
無気力になる
無職が悪いと決めつけてしまうというのは、
働くこと以外の選択肢を自分に与えないということになります。
そうすると、働くこと以外の意欲が沸き上がってきても、それを否定していまい、
最終的には、無気力な状態になってしまいます。
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自分を否定してしまっていて、ガチガチに縛り上げてしまっている状態なんですね。
無職のときにやるべきこと
その考えは自己肯定感を低下させ、返って無職を脱出することから遠ざけてしまうことがわかりました。
けど、やっぱり無職でいることに気が引ける…。
無職は悪いことじゃないって言われても、やっぱり肩身が狭い…。
と、思われるかもしれません。
しかし、無職でいることは悪いことだと思うかわりに、やるべきことがあると私は考えています。
それがこちら。
- 自分の状態を把握する
- できることをして自信をつける
- 無職は前向きな選択ととらえる
自分の状態を把握する
無職になったときに大事なことは、自分の状態を把握するということです。
一度、スマホや紙に書き出してみます。
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できる・できないの可能性はいったんおいておいて、じっくりと考えます。
その背景には、
10人いたら、10通りの無職の理由があります。
そして、そこに一切良い・悪いの評価を下すことはしないようにして下さい。
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まずは、自分がしっかり自分の状態を知ることが必要になります。
※もし心に浮かんでこないようならば、動画や本などから情報を収集してみて下さい。
できることをして自信をつける
体調の不調や病気の場合をのぞいて、
無職でいるからといって、まったく何もしないわけではありませんよね。
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私たちは家事や雑用など、日常的に仕事をしています。
できる範囲で家事をする。 または、日記を書いたりブログを書く。
これだけでも、自分は仕事をしているのだと前向きになれます。
また、“文字を書く”というアウトプットの作業をすることで、自分を振り返ったり、自分の状況を正しく知ることができます。
他にも、買い出しに行ったり、図書館で本を借りてきたり。
自分にできることを積み重ねていき、少しずつでも自分に自信をつけていくことが大事です。
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無職は前向きな選択ととらえる
無職は罪ではありません。悪いことでもありません。
無職の期間というのは、動けなくなった自分に寄り添い、何をどうすれば自分はまた働けるのか
考える時期なのです。
無職期間を例えると、休憩のようなものです。
うまくいかなかったことを改めて検証してみたり
それまでインプットしてきた情報を整理し、じっくりと考察する時間なのです。
そこで、自分の思い込みによって自分の視野を狭めていたことがわかったり、
自分が克服したと思っていた過去のトラウマが、まだ完全に克服できていなかったことなど
知ることができるのです。
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無職というのは、今後の人生をよりよく生きるための準備期間のためにあり、前向きな選択によってもたらされた結果なのです。
まとめ:働きたくても働けない!本当は頑張りたい人がほとんど
そう言葉を投げかけられたら、うまく反論することができないかもしれません。
けれど、長い人生、働けなくなることもあります。
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そして私は、そんな期間も必要だと思っています。
理由があって無職になったのです。ただ、サボったり足を止めたわけではないのです。
働けない理由には、人それぞれの事情が隠れています。
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無職になった理由には、自分の本当の望みを知るヒントがたくさんつまっているんです。
しかし、無職は悪いことと考えていると、せっかく仕事を失うことでつかみとったそのヒントを、手放してしまうことになります。
無職は悪いことではありません。
無職は悪いことだと決めつけ、自分の本当の望みから目をそらすことが“悪い”のです。
無職という状態には、自分の未来を飛躍させるきっかけが隠れています。
そして、それを見つけ出せるのは、自分だけです。
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社会復帰のロードマップはこちらからどうぞ。
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