HSPはあらゆる感覚が鋭いと言われています。
- 視覚
- 聴覚
- 嗅覚
- 味覚
- 触覚
などの五感や、第六感などの直観力がさえていたり、目に見えない領域を感じ取ったり…。
HSPは、日々いろいろな感覚からくる情報の処理に追われているんですね。
そのため、他の人が普通に過ごせる環境でも異様に疲れてしまったり、
受け取る情報量が多すぎて、本来の力を発揮できないことがあります。
感じる力が強すぎて、それがデメリットになってしまうことがあるんですね。
特に私の場合は聴覚過敏な傾向にあり、
- 工事の音
- 犬の鳴き声
- 風が強い日の摩擦音
- 雨の音
- 人の話し声
など、さまざまな音に敏感で、ちょっとした音でストレスを感じてしまいます。
ということで今回は、HSPさんが聴覚過敏で困ったときの対処法をご紹介します。
という方は、ぜひ最後までお付き合い下さい♪
HSPの聴覚過敏あるある
まず、私自身の経験やネットから収集したHSPの聴覚過敏あるあるをご紹介します。
HSPが日常で気になる生活音を集めてみました。
例えば、HSPの苦手な音として…
- コップやカップを無造作に置くときの音
- 食事しているときの咀嚼音
- ドアや窓を閉めるときの音
- 隣の部屋にいる家族の話し声
- テレビの音量
などがあります。
一緒に住んでいる家族の生活音(「ドンッ」「ガンッ」「バタンッ」のような)は、
どうしても自分で出した音ではないので、イライラしてしまいます。
他にも一般的に言われている音として、
- 車のエンジン音
- 救急車のサイレン
- 踏切の音
- 強めの換気扇の音
- 目覚ましのアラーム音
- 食器がこすれる音
- 家族の足音
などがあります。
私の場合、隣の部屋にいる家族がパソコンを起動するときにマウスを机にバンバン叩く癖があるのですが、
毎回その音が伝わってきて苦痛なので、一度やめてくれと頼んだこともありました😅
また、台所で作業しているときにテレビをつけられると、耳がテレビからの情報に占領されてしまい
異様に疲れてしまったこともありました。
HSPの気質上、音を敏感に感じ取ってしまい遮断するということが難しいんですね。
おすすめ聴覚過敏の対処法
音がうるさくて耐えられない!😵
そんなときは、どうすればいいのでしょうか。
私のおすすめの対処法がこちら。
- 我慢しないで伝える
- 環境を整える
- 騒音を計測してみる
- 耳栓などを活用する
それぞれ解説していきますね。
我慢しないで伝える
まず、一緒に生活している家族やパートナーがいる場合、我慢せずに伝えることが大事になります。
ポイントとしては、なるべく具体的に伝えることで、相手に伝わりやすくなります。
たとえば、
HSPの性質でどうしても音が気になってしまうから、なるべく静かにドアを閉めてしてほしい
音が大きいと苦痛だから、テレビを見るときはなるべく小さめの音量にしてほしい
など。
なぜ音がすると不快なのか、音がすることで自分はどうなってしまうのか伝えることで、
音に対して認識が違う相手にも、いくらか伝わりやすくなります。
また、大事なのは我慢をしないということです。
相手に嫌な思いをさせたくないから黙っておこう…。
なんだか気を使わせたくないから言いづらいな…。
と我慢すると、そのうちに不満が溜まって爆発してしまうこともあるので、
思ったことはこまめに伝えるようにします。
まずは、我慢しないで伝えることが大事になってくるんですね。
環境を整える
また、生活音は環境を整えることで軽減することができます。
例えば、
などなど。
生活音を軽減できるような環境にしていくということなんですね。
家族やパートナーになるべく音を出さないよう伝えることも有効ですが、
めんどくさく思われたり忘れられてしまうこともあります。
その点、使っている道具の材質を見直すことで、生活音を軽減することができる場合があります。
なるべく音が出ないように工夫することで、生活音のストレスをなくすことができるんですね。
騒音を計測してみる
また、騒音を計測することも、聴覚過敏の対策につながります。
不快な音のレベルを可視化することで、自分の中で聴覚過敏に対して理解が深まります。
一般的には、騒音のレベルは以下のようになっています。
20~30デシベル | 静か | ささやき声 |
40~50デシベル | 普通 | 図書館、閑静な住宅街、クーラー |
60~70デシベル | うるさい | テレビ、セミの鳴き声、車の車内 |
80デシベル~ | きわめて うるさい |
地下鉄の車内、犬の鳴き声、カラオケ |
参考元:日本騒音調査ソーチョー 騒音値の基準と目安より
こちらの表によると、60デシベルあたりから『うるさい』基準とされています。
しかし私としては、聴覚過敏の人は基準が一段ズレている感覚です。
なので、
20~30デシベル | 普通 | ささやき声 |
40~50デシベル | 少しうるさい | 図書館、閑静な住宅街、クーラー |
60~70デシベル | きわめて うるさい |
テレビ、セミの鳴き声、車の車内 |
80デシベル~ | 耐えられない | 地下鉄の車内、犬の鳴き声、カラオケ |
となり、だいたい50~60デシベルあたりから不快な音として認識される気がします。
もちろん、音によって快・不快の感じ方に違いがあり、また個人差もあるかと思います。
大事なのは、自分はどんな音に対して敏感で不快に思うのか、普段から把握しておくということなんですね。
耳栓などを活用する
どうしても騒音が気になる場合は、耳栓などを活用する方法があります。
耳栓を使うことで、ある程度の騒音を軽減させることができます。
耳栓のメリットと言えば、よくあるヘッドホン型のイヤーマフと比べて
などがあります。
デメリットと言えば、
などがあります。
そこで私のおすすめは、こちら。
この耳栓のいいところは、XSからLサイズまでのイヤーチップがついているので、
耳栓を耳の穴の形にフィットさせることができ、防音効果を最大まで引き出してくれます。
イヤーチップのサイズによって防音効果が全然違ってくるので、びっくりしました。
また、こちらの耳栓はオシャレで耳栓をつけているように見えないので、普段使いしやすい面もあります。
ヘッドフォン型と比べて締め付け感もなく、人目を気にする必要もないのでおすすめです♪
HSPに感覚過敏はつきもの!上手に付き合っていこう
HSPという性質上、どうしても感覚過敏はつきものになってきます。
特に私の場合は、聴覚過敏がひどく日々騒音に悩まされています。
ただ、工夫次第で騒音からくる苦痛をやわらげることはできます。
まずは、聴覚過敏であること自分がしっかり理解することが大事になってきます。
人間、いろいろなタイプの人がいます。
うるさい音でも平気で過ごせる人もいれば、ささいな音を感じ取ってしまう人もいます。
みんながみんな、同じである必要はないんですね。
その上で、自分の特性を個性として認め、うまく付き合っていけばいいのです。
敏感であることに罪悪感を持つ必要はありません。それも個性のうちの一つです。
まずは自分の中で感覚過敏があることを認めた上で、
どうやったら自分に優しい環境が作れるのか、考えていけばいいんです。
感覚過敏をうまく使えばそれは立派な才能になり、武器になります。
まずは、ストレスをため込まないよう、うまく工夫して騒音とうまく付き合えるようにしましょう♪
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです🌞
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