なんで他の人と同じようにできないんだろう。
なんで普通に生きられないんだろう。
HSPとして生きていると、普通に生きられないことに焦りや不安を感じてしまうことがあります。
週5日40時間フルタイムで働くのが異様にしんどかったり、
家に帰ってからも、いつまでもその日の出来事を思い出して気分が沈んでしまったり…。
器用にうまく立ち回れない自分がなんとも情けなく感じてしまうんですね。
しかし、HSPは普通の生き方を目指しても幸せにはなれません。
私自身、普通の生き方にこだわるのをやめてから、人生がガラッと変わりました。
ということで今回は、
HSPが普通になりたいを手放して自分らしくラクに生きる方法
をご紹介します。
という方は、ぜひ最後までご覧ください。
普通の生き方にこだわるのをやめて、自分らしく人生をエンジョイしていきましょう!
HSPが普通になりたいときの心理
そもそも、なぜHSPは普通になりたいと思うのでしょうか。
その心理がこちら。
- 嫌われたくない
- 仲間外れにされたくない
- 誤解されたくない
- 安心したい
- 自分が好きになれない
それぞれ見ていきますね。
嫌われたくない
HSPが普通になりたいと思う理由として、嫌われたくないと考える心理があります。
普通ではない生き方を選択することで、
まわりの人から嫌われたくない
ヘンな人と思われたくない
という思いから、“普通に生きなければいけない”と思うことがあります。
HSPは、“普通ではない=人から嫌われる”という方程式を持っていることがあるんですね。
仲間外れにされたくない
また、仲間外れにされたくないがために、普通になりたいと考えることがあります。
普通ではない生き方をすることで、
あの人って私たちと違うよね
と思われ、仲間外れにされてしまうのではと感じます。
HSPは、“自分たちとは違う人たちなのだ”と認識されることが怖く感じてしまうんですね。
誤解されたくない
普通ではない生き方をすることで、誤解されたくないと思うことがあります。
一般的ではない生き方を選ぶことで、
あの人ってちょっと変わってるね。
なんか私たちとは違うね。
と思われ、間違ったイメージを持たれてしまうのではと思ってしまいます。
HSPは、自分のことを悪いイメージでとらえられたくないと感じるんですね。
安心したい
HSPは安心したいために、普通の生き方に憧れることがあります。
普通の生き方を選択すると、自分は一人じゃないという安心感を得られます。
みんなと一緒だから大丈夫。
自分だけじゃないから平気。
と感じることで、落ち着くことができるんですね。
日本社会特有ともいえる心理が背景にあるんですね。
自分が好きになれない
HSPは、自分のことが好きになれないために、普通の生き方に憧れることがあります。
HSPは繊細気質であるがゆえに自己評価が低く、自分に自信が持てない人も多いため、
普通の生き方を選ぶことで、自分を肯定しようとするところがあります。
HSPは、“みんなと一緒”を目指すことで、自分を好きになろうとするんですね。
HSPが思う普通の特徴とは
そもそも、HSPが思う普通とはいったいどんなものなのでしょうか。
私が考える普通の特徴をあげてみました。
それがこちら。
- 正社員でフルタイム勤務
- キャリアアップのためにバリバリ働く
- 休日は友達とわいわい
- マッチングアプリで恋人探し
- 適齢期(30歳前後)に結婚
- マイホームで子育て
もちろんHSPによって個人差があるかとは思いますが、
以上の特徴は、私がずっととらわれていた“普通の生き方”でした。
今思うと、かなり偏りがあるな~と感じます。
ここで重要なのは、普通にとらわれて自分を追い込んでしまってはいけない
ということです。
普通の生き方をつきつめると、それは実体として存在しません。
なぜなら、一人ひとりによって普通の定義は異なってくるからです。
結婚が当たり前の人にとっての“普通”は、当然“結婚をすること”ですが、
世の中そうでない人もたくさんいます。
子どもを持つ持たないも、個々の価値観によって当然違ってきます。
つまり、普通にとらわれていても意味がないと気づく必要があるんです。
HSPは普通の生き方ではなく、自分らしく生きることで幸せになれるのだと知る必要があるんですね。
HSPが普通になりたいを手放す方法
そうはいっても普通の生き方に憧れを持ってしまう…。
みんなと同じような幸せを手に入れたい…。
そんな、普通を手放せないHSPさんに伝えたい対処法がこちら。
- 人と違うことをしてもいい
- 自分にとっての普通を見つける
- 繊細気質のいいところを書き出す
- 自分の行動をふりかえる
- 無価値感や罪悪感を手放す
- 幸せになっていいと許可を出す
一つずつ解説していきます♪
人と違うことをしてもいい
普通に憧れてしまうHSPは、まず人と違うことをしてもいいと自分に言い聞かせる必要があります。
HSPは根底に、人と違うことをしたら幸せになれないと思っているところがあるんですね。
しかし、人と違う生き方を選択し幸せをつかんでいる人はたくさんいます。
普通の生き方でなくても、人から嫌われたり仲間外れにされることはありません。
むしろ、自分とは違うと言ってくる人とは付き合う必要はないんですね。
まずは、
と、自分の中で繰り返し唱えてあげることで、だんだんと人と違うことに対するアレルギーをなくすことができます。
ブログやSNSで、HSP気質を生かして自分らしく生きている人の投稿を見ることもおすすめです。
自分にとっての普通を見つける
本来、私たち一人ひとりに“普通”が存在しています。
大事なのは、誰かと共有できる“普通”ではなく、自分自身が納得できる“普通”かどうか、なんですね。
キャリアアップのためにガッツリ働きたいのか、仕事より趣味に没頭したいのか。
自分にとって時短で働くことが普通なら、それが普通と言えます。
他の人と同じように外に出て働くことが難しいなら、在宅で仕事をすることだって立派な選択肢の一つです。
自分にとっての普通ってなんだろ?と考えてみたときに、
頭に浮かんできたものすべてが、あなたにとっては正解になるんです。
ちなみに私の場合は、自分の得意なことでゆる~くラクに働いて食べていくことでした。
繊細気質のいいところを書き出す
自分にとっての普通がわからないよ~という方は、繊細気質のいいところを書き出してみます。
などなど。
とにかくなんでもいいので書き出してみます。
すると、自分にはたくさんいいところがあったのだと気づくことができ、
普通を無理に追いかけなくても、自分は今のままで十分幸せになれるのだということがわかります。
普通の生き方が、必ずしも自分を幸せにしてくれるわけではないことに気づけるんですね。
自分の行動をふりかえる
自分の行動を振り返ることで、普通へのこだわりを手放すことができます。
自分だけができる細やかで丁寧な対応をこころがけてみたり、
まわりの人をちょっとした気づかいで笑顔にしてみたり。
そもそも、そういう行為が自然にサラッとできているのがHSPなんですよね。
繊細さんだから、自分だからこそしてあげられることがたくさんあると気づくと、
自分のことが肯定的に見られるようになり、
別に普通を目指さなくてもいいかな
と思えてきます。
無価値感や罪悪感を手放す
無価値感や罪悪感を手放すことで、普通の生き方にこだわらなくなります。
普通でいなければ…
と思う心理の背景には、無価値感や罪悪感がひそんでいることがあります。
- 人並みにできない自分には価値がない
- 他の人のようにできないことが申し訳なく思う
と感じていると、ありのままの自分を肯定できません。
しかし、無価値感や罪悪感は持っていても幸せになれません。
それどころか、いつまでたっても“自分いじめ”のような現象を引き起こしてしまいます。
これでは普通の生き方を手放せませんね。
まずは、人並みにできない自分を肯定してあげること。
と、ある種自分のために開き直ってあげる必要があります。
世の中、それぞれが得意なことをしていけばいいんです。できないことはできる人にまかせればいいんですね。
幸せになっていいと許可を出す
HSPは、普通の生き方以外では幸せになってはいけないと思っているところがあります。
例えば、幼少期に親やまわりの人から、“みんなと同じようにしなければいけない”
という価値観を教え込まれた場合、
自分だけが幸せになってもいいのかな…
自分なりの幸せを見つけてもいいのかな…
と、不安に感じてしまうことがあります。
自分なりの幸せを見つけることに対して、いけないことをしているような気になってしまうんですね。
しかし、あなたが幸せだと思ったらそれでいいんです。誰かに理解してもらう必要はないんです。
私たちは誰かや何かのために普通を目指す必要はなく、自分だけのやり方で幸せになっていいんです。
自分に幸せになっていいんだよと、許可を出してあげることが大事なんですね。
普通の生き方を目指さなくてもHSPは幸せになれる
ここまでをまとめます。
普通にこだわってしまうHSPが普通の生き方を手放す方法として、
- 人と違うことをしてもいい
- 自分にとっての普通を見つける
- 繊細気質のいいところを書き出す
- 自分の行動をふりかえる
- 無価値感や罪悪感を手放す
- 幸せになっていいと許可を出す
以上をご紹介しました。
私は今、在宅でフリーランスとして自立できるよう模索しているのですが、
普通の生き方を手放したことで、だいぶ心がラクになりました。
ずっと苦手なことを自分に強制しつづけているのをやめたら、そりゃあラクになりますよね。
とにかく毎日が楽しく、感謝の気持ちも自然と湧いてきて、おかげさまで心身共に健やかな日々を送っています。
人生、いろいろな生き方があります。
みんなと同じ道を選択する必要はありません。
自分が心地いいと感じる生き方が、必ずあります。
経済的なことや家族のことなど、それぞれが抱える事情はいろいろあるとは思いますが、
まずはご自身が心地よく感じる生き方を、どうか追求していってほしいなと思います。
普通に憧れなくても、HSPはそのままで十分幸せになれる素質があります。
焦らず無理をせず、自分にとってベストな生き方を見つけていきましょう🍀
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