思っていることをなかなか打ち明けられない…。
なかなか本音が言えない…。
そんなお悩みを持ったことはありませんか。
これ、かなりHSPあるあるなのではないでしょうか?
HSPは特に相手の気持ちに敏感なので、本音を言うことができない傾向があります。
いろいろなことが頭をよぎってしまって、言いたいことが言えなくなってしまうんですよね。
私自身、過去に本音を伝えられなかったことで人間関係がうまくいかなかったことが多々あり、
思い出しただけでもなんだか切なくなってしまいます…。
ということで今回は、
HSPが本音を言えない理由とその対処法をご紹介します。
という方は、ぜひ最後までご覧ください♪
本音で言うことの不安や怖れを、手放していきましょう!
HSPが本音を言えない理由
そもそも、なぜHSPは本音を言うことが難しいのでしょうか。
これまでの自分の経験を考慮して考えてみました。
その理由がこちら。
- 嫌われたくない
- 人を傷つけたくない
- 面倒を起こしたくない
- 勇気が出ない
- 自信がない
- 白黒はっきりつけられない
一つずつ見ていきます。
嫌われたくない
HSPが本音を言えない理由として、人に嫌われたくない心理があります。
本音を伝えることで、
そういう人だったんだ…
と、相手に悪い印象を与えてしまうことを避けようとしているんです。
特にHSPは相手と考え方や価値観が合わなかったとき、自分の本音を伝えることで、
相手から嫌われてしまうのでは…
と思っているところがあるんですね。
HSPは感受性が豊かな性質を持つので、嫌われてしまうことへの恐れも人一倍抱いてしまうんです。
人を傷つけたくない
特に女性の場合、“共感”がコミュニケーションを円滑にするための重要なツールになります。
そのため、本音を伝えることで相手を傷つけたくないとHSPは思っているところがあります。
本音を伝えることで、
相手を不快な気分にさせてしまうのでは…
と考えているところがあるんですね。
たいていの場合はそこまで気にする必要はないのですが、
HSPは共感能力の高さから相手の気持ちに敏感で、相手の感情まで深く読み取ってしまうため、
余計に傷つけたくないと、本音を隠してしまう傾向があります。
面倒を起こしたくない
また、本音を打ち明けることで、面倒を起こしたくないと思っている場合があります。
会議やミーティングなどの場で、
自分が今意見を言ったらまとまらなくなってしまうな…
みんなの意見を尊重するために、今は黙っておこう
と、考えて本音を言えないことがあります。
面倒を起こしたくないという気持ちから、人前で自分の意見を言うことを躊躇してしまうんですね。
特にHSPは人間関係に波風を立てたくないと思っている傾向があるので、
今自分が本音を言ったらまわりに迷惑をかけるな…
などと予測し、自分で自分を本音が言えない状況に追い込んでしまうことがあります。
勇気が出ない
HSPは、勇気が出ないために、本音を言えないことがあります。
まさに、“言えないよ~♪”状態になるんですね。
特に、まだ知り合ったばかりだったり接点が少ない関係の場合、心を開くことが難しく、
勇気を出して本音を言うことが難しく感じてしまいます。
また、HSPは円滑で穏やかな人間関係を人一倍望む傾向があります。
人間関係を大事にしたいと考えるHSPだからこそ、勇気が出ずに本音が言えないんですね。
自信がない
自分に自信がないと、当然ながら本音を言うことができなくなります。
自分に自信がない人は、
自分なんかが本音を伝えてもいいのだろうか…。
自分が意見を言える立場じゃないし…。
などと考え、まわりの人に意思表示をすることがなかなかできません。
特にHSPは繊細気質で傷つきやすい面から、自信が持てずに本音を言うことが難しく感じてしまいます。
自信のなさから、本音を打ち明けることのハードルが高くなってしまうんですね。
白黒はっきりつけられない
また、白黒はっきりつけられないから本音を言えない、という心理もあります。
というのも、白とも黒とも言えない状態をうまく説明できないことで、
相手に誤解されたり勘違いされるのを避けるために、本音を言えなくなることがあります。
あいまいな考えや感情をうまく表現できないと考え、本音を言うことができないですね。
特にHSPは共感能力の高さから、なるべく相手に対して真摯に誠実に対応しようとする傾向があります。
そのため、“はっきりと言えないことは黙っておいたほうがいい”と考えることがあるんですね。
HSPが本音が言えないときの対処法
次に、HSPが本音を言えないときの対処法をまとめました。
それがこちら。
- “本音”のイメージを書き換える
- 自分を否定しない
- クッション言葉を使う
- 結論にこだわらない
- 勇気を出す
- 自分軸を確立する
- 自己肯定感を高める
一つずつご紹介していきます!
“本音”のイメージを書き換える
まず、“本音”のイメージを書き換えます。
本音のイメージが、
- 相手を傷つける
- 場の空気を乱す
- 幼稚で子どもっぽい
などのネガティブなものだと、本音をなかなか打ち明けることができません。
特にHSPは心優しい性質から、“本音”をネガティブなものにとらえてしまいがちです。
そのため、本音のイメージをポジティブなものに書き換える必要があります。
本音とは
であると、自分に言い聞かせてあげることが大事になります。
まずは、“本音は悪いこと”という固定観念を変えていくことが大事なんですね。
自分を否定しない
本音を言う大前提として、自分のことを否定しないようにします。
特に、負の感情
- 嫌い
- 苦手
- しんどい
- つらい
などに対して、
と、自分の中で否定し抑圧しないようにします。
特にHSPは、負の感情を悪いものとして普段からフタをしてしまいがちです。
普段から自分を否定していると、本音を打ち明けることができなくなってしまうんですね。
まずは、自分の中で認めたくない感情が沸き起こったときに、
と、優しく受け止め、負の感情を認めてあげる必要があります。
クッション言葉を使う
クッション言葉を使うことで、本音が言いやすくなることがあります。
HSPはどうしても相手の気持ちに敏感な面から、本音を伝えることが難しく感じてしまいます。
そんなときは、
などと、クッション言葉を添えることで、
相手にイヤな印象を与えることなく、本音を伝えることができます。
結論にこだわらない
本音は、『はい』か『いいえ』の2つではありません。
- どちらともいえない
- 今はわからない
- うまく言えない
そんなときも、自分の本音として相手に遠慮せず伝えていいのです。
特にHSPは、はっきりしない気持ちを伝えることに対して、曖昧で無責任に感じてしまうところがあります。
“どちらとも言えない…”と板挟みにあって、本音をうまく伝えることができなくなってしまうですね。
しかし、自分の中で結論が出ていないことでも、それを相手に伝えていいのです。
あまり結論にこだわらず、自分の素直な気持ちを表現することが大事なんですね。
勇気を出す
勇気を出すことで、本音を打ち明けることができるようになります。
- 相手に悪いな…
- 本音を言って嫌われないだろうか…
と思ったとしても、その気持ちを乗り越え勇気を出して本音を話してみます。
とはいえ、なかなか勇気って出ないですよね…。
勇気がなかなか出なときは、店員さんなど知り合いではない人に対して本音を伝える練習をします。
例えば、
- 美容院などで仕上がりのイメージが違った
- スーパーやドラッグストアで使わないクーポン券を配られた
といったとき、
などと、おもいきって正直な気持ちを伝えます。
まずは小さなことから、本音を伝えてみることが大事なんですね。
自分軸を確立する
自分軸を確立することで、本音が言いやすくなります。
自分軸とは、自分の感情を大切にできている状態のことです。
反対に他人軸に偏りすぎていると、他人の言動に左右されたり、他人の顔色をうかがってしまいます。
HSPは感受性が強く共感能力が高いことから、他人軸で物事を考えてしまいがちです。
本音を言えるようになるには、まずしっかりと自分軸を確立することが大事なんですね。
自分軸を確立する方法として、
といった方法があります。
自分を大切にすることで、きちんと自分の本音が打ち明けられるようになります。
自己肯定感を高める
自己肯定感を高めることで、本音が言いやすくなります。
自己肯定感が高い状態とは、ありのままの自分を受け入れることができている状態と言えます。
ダメな自分も、弱い自分も、すべて認められている状態のことなんですね。
自己肯定感が高いと、自然と自分のことを大切にでき、あれこれ考えずに本音を打ち明けることができます。
自己肯定感を高める方法として、
といった方法があります。
自己肯定感が高くなることで、堂々と自分の本音を伝えられるようになります。
HSPでも不安を手放してコミュニケーション上手になれる
これまでをまとめます。
HSPが本音を言えない理由として、
- 嫌われたくない
- 人を傷つけたくない
- 面倒を起こしたくない
- 勇気が出ない
- 自信がない
- 白黒はっきりつけられない
また、HSPが本音を言えないときの対処法として、
- “本音”のイメージを書き換える
- 自分を否定しない
- クッション言葉を使う
- 結論にこだわらない
- 勇気を出す
- 自分軸を確立する
- 自己肯定感を高める
以上をご紹介しました。
HSPはどうしてもその気質から、本音を言うことに抵抗を感じてしまいます。
心優しい性格であるがゆえに、いろいろと考えてしまって本音が言えなくなってしまうんですね。
しかし、本音を伝えることによって、
コミュニケーションがスムーズに行えるようになったり、
お互いのことをもっと理解し合えるようになります。
本音を伝えることで、人間関係がさらに豊かになるんですね。
本音を伝えることは恐いかもしれませんが、本音こそ大切にすべき“想い”であり、
また人と人とをつなぐ重要な“ツール”でもあります。
どうか本音を伝えることで、親しい人との絆を深めていってくださいね。
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